ポジティブに受け止めたいと思います。 それが結果ロハスだったら願ったり叶ったり!

絵画鑑賞

ボッティチェリの絵画「ビーナスの誕生」と「プリマべ―ラ」

現実世界で生きる一女性としてこの2つの絵画を鑑賞し私なりの解釈を少し。。。

「ビーナス誕生」大変心惹かれる絵画です。
暖かな西風、海の泡から出現したと云われるビーナス、海も温かみに満ちていますね
このように力強い(私には西風の神は力強い印象があります、人間の女性を初志貫徹して求めてそして愛したのですから!)
温かで穏やかな世界に、成熟した女性として守られるように生まれることが出来たら
どんなにか素晴らしいでしょう。。。などと若い頃の私は考えたことがありました。
もしかすると、私たち女性は澄んだ目で見ると、目に見えない大きな愛に守られているのかもしれませんね。
と、思える今日この頃(相変わらずです、笑)
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ビーナス美しいです、少し露出しすぎ?などと俗な私は思ってしまうのでしたが
ビーナスが度が過ぎて恥ずかしがっていたらエロいですしね。
彼女は程よく恥じらいのポーズで自らの露出度を隠しています(成熟した女性として良好な状態という見方が出来ます。)
同時に
右側、時を司る女神が同じく西風を含んだやわらかなローブをビーナスの裸体にかけようと
していますね!(ここで観ている私はとても安堵しました。)
こうして西風に導かれてたどり着いた岸でも時を司る女神に守られています。


「プリマべーラ」
画家が描いた年代の順序は前後するようだけれど
ビーナスの誕生の後、たどり着いた岸辺にはまだ実を成らせていない
木があり(柑橘系の木と考えられています)
「プリマべーラ」では背後にたわわに実ったオレンジの木がありますから画家の意図した時の流れは(「ビーナス」で時を司る女神が登場します。)「ビーナスの誕生」→「プリマべーラ」の理解するのが妥当な気がします。(物語として読むことにも似ています)
そして中央のビーナスは岸にたどり着いた時渡された赤いローブを肩から腕にかけていますねアーンド、絵画の描かれた当時の理想的な衣服を身にまとっています。
以前「何を着ようかと思い悩むのはやめなさい」と教えられたことがあります、ハッ!
このビーナスは導かれて時代にマッチする(流行も考慮した)理想的な状態の象徴として描かれているのでしょうか。
今、私は装うことの意義について考察しているので、とても面白い絵です
ヒントがありそうです。

或いは、現世に生きるものが驚き怪しむなどという怖れを感じることのないよう配慮している
ということを表しているのかもしれない。
この絵画のテーマが「愛」ならそうかもしれない。
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さて、この絵は登場人物が多いです。
一気に鑑賞しようとすると息切れしてしまいまいそうですが
観る者に自身の想像力を、盛んに駆使させるところが、この絵の持つ特質で
かつ大きな魅力、大変に楽しいものです。

右端から読み解くのが順当との見方がありますが
まずは中央、愛の女神ビーナスから
「愛はすべての事に耐えます」聖書の言葉です
読んだ時は、到底到達できそうもない境地に感じていましたが
子を持って、年月を経てその奥深さに感嘆の念を覚えずには居られません。

あ、さて、羽でも生えて飛んでいるかのように飛躍しますが
絵画読み解きの続きいきます(^^;)ゞ

右端西風の神が人間の女性を抱きかかえるように捉えています
西風の神はこのとき青白く描かれていますので画家の意図するところはおそらく
夫となる者が現世の者ではないことを妻となる者に悟らせるため、何らかの恐怖を克服させるためにそのように描かれたのではないかと思います。

そういえば、子を授かり、身籠る間、少しも恐怖を感じない女性はいないのではないでしょうか。私も、出産時には命の危険があることを少なからず知っていたし、健康にさえ生まれて来てくれたらそれだけでいい、などと思わなくはありませんでした。

重なるようにして、衣服のたなびく方向が違う人物が描かれています、
風の吹く向きが違うという不自然さは重なる人物が同一であるが、時空が違うことを表しているそうです。
女性は青白い宙に浮かぶ者に触れられた時、驚いて、振り仰いで何かを必死に言おうとするが、その口からは、アネモネ、バラ、矢車菊を吐き出して、花の女神に変身するさまを表現しているそうです。あるいは新たな生命の象徴が、放たれるように湧き出しているようにも見えます。

そんな不思議な、命の力が作用して、この女性は恐れから自らを解放することに成功したのですね!実は凄いんですよ~女性は子を産むという身体機能の必要のため優れた生命力を授かっているのです。
この女性はフローラという花の女神へと変身します。なので、次に見えてくる人物が西の風の神の妻になり花の女神に引き上げられたフローラのようです。
妊娠しているように見えますね、フローラは大変満足そうな微笑みを浮かべ、すっくと立ち、女神ですが衣服をまといその衣服の変化した?花を現世を祝福するかのように振りまかんとしています。衣服を着ているところから、現世で考えられる理想的な状態の象徴といえるのかもしれません。
意識を私たちの生きているこの世界に戻しますが、フローラのように子を身籠る幸福を味わうことのできる女性は大変恵まれているのではないかと思います。私などは、感謝感謝です。

中央奥まった所(定位置)の愛の女神の頭上に愛の女神ビーナスの子であるキューピットが恋の矢を射ようとしています。
さあ、ハラハラ、ドキドキしますね~
ビーナスはこちらを観ながら片手を掲げ画面の左半分(ボッティチェリの意図した時間?の後半)を好感をもって紹介しているようです。
そっか、3美神を少し安心して観ることが出来そうだぞ。
いや、あるいは、ビーナスは三美神から発生するであろう不確かな恋の行方を
手の平で感じ取ろうとしているのかもしれない。
いやいや、この3美神はビーナスの内なる人格の現れ・・・!
キューピッドがしっかりと狙いを定めているのは「貞節」
オオォ!そうか!なかなかよいぞ、しっかり~キューピットがんばれェ
などと母のビーナスは応援したとかしなかったとか・・・

キューピッドが目隠しをしているのは不確かな恋の負の面を暗示している、そっか、、
ハラハラ(T T)
恋って、普通の状態ではないですものね、阿呆や~と思うことも少なからずらずあるわけで・・・
そして、切ない。

さあ、恋のお相手?、画面左端、素朴な感じの青年が「ふむふむ、なるほど」と楽園のオレンジの木に忍び寄る、真理を覆い隠そうとする、もやもやを追い払っています。実に頼もしいですね。
3美神の「貞節」が青年を憧れるように見ていますね。

ちなみに、3美神とは、エウプロシュネ(歓喜・祝祭)、タレイア(花のさかり・喜び)、アグライア(光輝)と呼ばれ、喜びと平和を人々に広めた、のだそうな。
また、我々の内面には、この(歓喜・祝祭)=「愛欲」(花のさかり・喜び)=「純潔・貞節」(光輝)=「愛」があり、この絵画のテーマである「愛」に特化して考えられるこの3つの特質のバランスをとりながら存在しているのだそうです。『あったりまえじゃん、知ってるよ』と言い切るあなた
そう言い切るあなたは素晴らしいです。パチパチパチ

さて、青年はもしかしてだけど「貞節」と結ばれるのでしょうか?
なんせ、キューピットが「貞節」に矢を立てたら・・・そして、その「貞節」が憧れている青年は「理性を司る神マーキュリー」ですからっ・・理想とする結婚を描ききりたかったのかな、ボッティチェリっ(^▽^;)なんか・・・お見合い結婚で幸せになった男なのかな、ボッティチェリ。うがった考え(笑)


こうして、絵の登場人物の多くに(同性限定としておきます)共感することが出来ます。
そしてハラハラしたりドキドキしたり
ボッティチェリの絵画は楽しいです(^^)
誠に特別な2枚ですね。






by escaper2 | 2008-12-30 10:36 | | Comments(0)